2008年06月24日

愛すべき職人達その1。

当社は今年で創業116年目。
私は4人目の社長となります。

そんな、普通よりもちょっと歴史のある会社なだけに、
普通よりもちょっと個性的な社員が集まります。

その中でも重鎮が時計技術者の板井さん。
私が生まれるよりも昔から、というよりも母が嫁いでくるよりも以前から、
父がまだ学生だった頃から当社に居る大ベテラン職人です。

彼の手にかかれば、時計職人の修業をした私でさえもお手上げの、
錆びついてがっちり固まり、抉じ開け(時計工具)の差し込み口すらない
非常に厄介な時計の裏ぶたも、手渡した次の瞬間には開いていたり
することが多い、ゴッドハンドの持ち主。
その割に「100円ショップの時計のほうが、ロレックスよりも正確なんですよ…」
なんてつぶやいていたりします。

いや、クウォーツと機械式を一緒にしてはいけないんだけど…?
「時計は時間さえ合えばいいんですよ。時間さえ合えば。」

そんなことを言ったら身も蓋もないのでは…?
「機械式はいくら調整しても、どうせ合わんですもんな。」

でも機械式のほうが人気が高いし…。
「趣味ならいいんですよ。実用性で考えたら、普通の生活ではクウォーツ。」

どんな時計がお勧めですか?
「ん~、まあ、時間が合う時計。」

好きな時計は?
「…最近の時計はなぁ。」


いつもニコニコ優しい笑顔の板井さんは御年70+α歳。
しかし、現在預かり中の時計の修理品の状況をすべて把握し、
ネットカフェのサイバックの利用方法を社内の若手に伝授し、
時間があれば携帯のアプリを操作する恐るべし職人さん。
商店街中に張り巡らされたネットワークは、商店街の理事を務める
私ですら知らない情報が含まれていたりします。

時計の電池交換のついでにでも、ちょっと世間話をしてみませんか?
人生経験豊かな職人の、幅広~いお話が聞けるかもしれませんよ?


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ご質問もお気軽にsophy@e-taka.jpまでどうぞ!



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Posted by 高柳時計店 at 16:29│Comments(0)スタッフ
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