2008年11月16日

エナメル

エナメルは着色したガラス粉末を貴金属に焼き付ける技法です。
宝石では表現する事のできない深みと鮮やかな色彩は、エナメル
ならではの世界といえるでしょう。

エナメルの焼付技法はエマーユ(エマイユ)とも呼ばれ、非常に
高度で繊細な技法です。幾つもの異なる温度でエナメルを何層
にも重ねながら焼付けを行い、表面強度と色の深みを増していきます。

このエナメル技法から、更に高度なテクニックが派生していますが、
その幾つかをご紹介しましょう。

ギロッシュ技法(Guilloche)

エナメルを焼き付ける貴金属の下地に、絹布状の緻密な織文様
『モアレ』を施していく、特殊な彫金技術。エナメルに浮かび上がる
華麗な文様は、エナメルを更に引き立て、見るものの目を奪います。

パイロン技法(Paillon)

何層にも重ねていくエナメルの、層と層の間にミクロン単位の
極薄のレリーフを挟み込む超絶技法。エナメル層の中にあり
ながら模様が浮き出て見えるスーパーテクニックの一つです。


※これらギロッシュ技法やパイロン技法を使用したジュエリーを
現在でも製作している代表的ブランドとしては『ファベルジェ』を
上げる事ができるでしょう。


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2008年11月16日

ヴィニグレット

ヴィニグレットはロケットペンダントの一種。気付け薬(ヴィネガー)を
中に入れて携帯していたことからこの名前が付いたといわれています。

そもそも、昔の女性はどうして良く失神したのでしょうか?実は、
19世紀頃の明かりと関係があったといわれています。当時の
明かりは殆どがロウソク。室内でロウソクを灯していたために
酸素が少なく、空気は澱んでいました。また、当時の衣服は
コルセットで強く腰を締め付けていたことなども関係し、今では
考えられないくらい失神したと言われています。

当時はこの気付け薬のほか、愛する人の毛髪などを入れて
使用していたとも言われています。現代では香水を染み込ま
せたコットンを入れたり、写真を入れたり。もちろんお薬を入れ
たりなど様々な用途に使用できることでしょう。


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2008年11月16日

カステラーニ・スタイル

元々は古代エトルリア時代の金銀細工技術。この美しさに魅せられた
カステラーニ一族が復元した技術・スタイルの事をこのように呼びます。
ただし、カステラーニ一族は僅か三代で絶えてしまったために、この
技術はアンティークの世界ですら大変希少です。

ヴィクトリアンズ・ゲートでは、この繊細で美しい「より線細工」を
デザインをそのままに現代に再現しています。


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2008年11月16日

ボディ・オーナメント&ストマッカー

ボディ・オーナメントは胸元からウエストラインを飾るブローチのこと。
ストマッカーはその中でも特大サイズのものを指しています。

17世紀後半に登場した、胸を大きく開け、胴にかけて絞り込んだ
ボディ・コサージュという衣服がありますが、このドレスに合わせて
飾るようになっているものでした。

ストマッカーはサイズが特大であるために、途中に蝶番を入れて
折れ動くような構造になっているのが特徴です。


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2008年11月16日

カンティーユ・スタイル

極細の貴金属の線を作り、それを細工する技法の事です。
少ない貴金属で大きなデザインを実現できるため、現代以上に
金銀の希少価値が高かった時代に多用されました。
語源は刺繍に使用する金銀糸を意味するフランス語。

ヴィクトリアンズ・ゲートでは強度・耐性などを考慮しつつ、
デザインを崩さぬように最大限の注意を払いながら現代に
蘇らせています。存在感がある大振りのデザインながら
圧迫感の無い、独特の雰囲気をお楽しみ頂ければ幸いです。


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2008年11月16日

クローズド・セッティング

宝石の裏側や側面を、貴金属で完全に覆ってしまうセッティング方法。
ヴィクトリア初期の技法で、宝石自体の輝きよりも色の美しさを際立たせる
技法として知られており、ヴィクトリア時代初期(1837~1860頃)の手法です。

このクローズド・セッティング、本来であれば、色石(ガーネットなど)を石留め
する場合、石の裏側にファイルと呼ばれる色つきの金属箔などを封入し、宝石
の色を濃くしたり、全体の色を整えたりします。

ヴィクトリアンズ・ゲートではこのような金属箔などを使用することなく、高品質の
色石と、色石をセットする台座の裏側をミラー状にすることで石の美しさを引き
出しています。非常に鮮やかな宝石の色と輝きを楽しむ事ができます。


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2008年11月16日

ヴィクトリアンズ・ゲートの技術。

Victorian's Gate
ヴィクトリアンズ・ゲート展


11月16日(日)~18日(火)
10:30~20:00

下通アーケード内
ソフィ・タカヤナギ本店にて開催中!





さて、本日より開催しております『ヴィクトリアンズ・ゲート展』。
その名の通り、主にヴィクトリア時代初期のスタイルを再現した
ブランドです。当時の技術や素材、作風を継承しながら、現代の
工作精度、耐久性などを実現した新しいジュエリー・ブランドです。

リビング新聞の最新号にも掲載されておりましたが、おかげ様で
大盛況!掲載日当日からお問い合わせが舞い込んでおります。
独特のスタイルに加え、お手頃な価格(ピアスで2万円台、リングで
6万円台から)というのもその魅力なのでしょう。

そんなヴィクトリアンズ・ゲートに再現されているアンティークの
技法には、下記のような独特の技法がございます。

・クローズド・セッティング

・カンティーユ・スタイル

・ボディ・オーナメント&ストマッカー

・カステラーニ・スタイル

・ヴィニグレット

・エナメル

現代ではなかなか継承者すら見つからない、貴重な技法の数々。
これらの完成された技法の数々が現代に蘇ったことにより、目の
肥えた方であっても新鮮な感動を覚える事でしょう。

熊本初、3日間限定のイベントです。
ぜひお出かけくださいませ!

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